大阪、北新地でのお酒の席の後、安心・安全な帰宅をサポートする運転代行サービスを提供している私たちですが、今日は安全運転に関する重要な話題を取り上げます。 それは、多くの命を救っているにも関わらず、その重要性が軽視されがちな「シートベルト」の効果についてです。

衝突事故で乗員が死傷する原因は大きく分けて2つあります。一つは車の変形による圧迫、もう一つは車内構造物への衝突による衝撃です。高速衝突では、車体が大きく変形し、エンジンやダッシュボードが室内に侵入して、これらの原因が重なり死亡事故につながることがあります。低速衝突でも、後者の原因で重傷を負うケースが多いのです。

シートベルトはこのような状況での傷害を大幅に軽減する効果があります。 衝撃を小さくするには、減速時間を長くすることが重要です。コップを絨毯の上に落とすのとコンクリートの上に落とすのを比較すれば、その違いは一目瞭然です。絨毯の毛足がコップの減速時間を長くし、衝撃を和らげるのです。

シートベルトを締めていないと、衝突時に車は急停車しますが、乗員は車の速度で前方に飛び出し、ステアリングホイールやダッシュボードに激突します。これはコンクリートに衝突するのと同じです。 非常に短い時間で急停止するため、大きな衝撃力が発生し、頭部や胸部、腹部などに深刻な損傷を与えます。

一方、シートベルトを締めていると、乗員は車と一体となって減速します。車は変形することで減速時間を稼ぎ、乗員にかかる衝撃を大幅に小さくします。まるで車が絨毯の役割を果たしてくれるようなものです。ただし、衝突時にはシートベルトには1トン近い力がかかるため、正しい装着方法が非常に重要です。

シートベルトの正しい締め方

  • ベルトのねじれを防ぐ: ねじれた状態では、体に当たる面積が減り、食い込んだり、切れる可能性があります。
  • 肩ベルトの適切な位置: 肩にしっかりかかるように締め、首に当たらないように注意しましょう。
  • 腰ベルトの低い位置への装着: 腹ではなく腰骨にかかるように、できるだけ低い位置で締めます。高い位置で締めると、衝撃時に下半身がダッシュボードに衝突する危険性があります。
  • ゆるみのない装着: ゆるんでいると、衝突時に十数センチも前に移動してから急停止するため、肋骨を傷めたり、むち打ちを起こす可能性があります。
  • バックルの確実な装着: カチッと音がするまでしっかりと差し込みましょう。中途半端な装着では、衝突時に外れる恐れがあります。

エアバッグとの併用

エアバッグはシートベルトと併用することで、その効果を最大限に発揮します。高速衝突では、シートベルトを締めていても上半身が大きく前に動くため、エアバッグはステアリングホイールとの接触を防ぎ、顔面や上半身の怪我を軽減します。しかし、エアバッグ展開時の衝撃で胸を痛める可能性もあるので、ステアリングホイールに近すぎる着座は避けましょう。

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